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「俺弟がいてさ、今入院してんだ。んでそんな弟見てたら…な」
『だからってなんで看護師なんかに』
「俺頭悪いだろ?だからお医者さんにはなれなくても看護師にはなれっかなって思ってさ!」
『ふーん・・・まぁ輝季がそぉ思うならいいけどさ…。』
「はははっ俺本気なんだわ。ぜってぇー看護師なるんだ。」
-輝季をそこまで本気にさせる弟ってなんなんだ…。-
悠斗には弟がいなかったから輝季の思いが全く分からなかった。
「あ、そーだ!そんなことよりさぁー俺図書館行きたくてよぉー。放課後あそこのでっけぇ図書館行かねぇーか?」
-輝季が図書館!?
輝季の口から「図書館」なんて単語初めて聞いた・・・。
一生のうちに聞けると思わなかった…。-
不思議に思った悠斗はめんどくさかったが行くことにした。
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
「あっ予鈴だ!じゃあ放課後にな。」
『あぁ。・・・・』
それからというもの
悠斗は授業中も輝季のことを考えてしまっていた。
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