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「私があなたになる?」
「あなたはいらない、私が…私ならみんなできるアナタより愛し方を知ってる」
凶器を片手にこちらに近寄る。
けれど私はまだ距離をとる。
「アナタは必要ない。私はアナタになれる…アナタよりずっとわかるから」
「アナタは私、私の中で生きるしか出来ないんでしょ?」
そうだ
私から生まれたのなら
わかる。
私が思うこと感じること
でもそれは偽り…。
「あなたは私がいなくなったら生きていけないはずよ」
するとふっとひと笑いをしたあとに
話し始める。
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