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仕方なしに家に帰った。
警官は、途中まで送ってくれた。
俺が独り暮らしだとわかると
「署に泊まっていくかい?」
そう聞いた。
残念ながら、そこまでしてもらう必要はない。
護送は、マンションの部屋の前までにしてもらった。
・・・もしかしたら、あれは白昼夢だったのかもしれない。
鍵を開け、ドアノブを回そうとしてやめた。
吐き気を覚えた。
アイツの歪な笑みが頭から離れない。
振り払うように首を振り、ドアを開けると…
「なっ!!」
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