異世界への(強制)旅立ち

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光が納まると、そこには黄色い大き目のネズミがいた。 小学生のときに憧れたピカチュウ!ほんものだっ!w 『イヒヒ…まさか召喚士だとは油断していたが、そんなネズミになにができる!』 俺は童心に返り目をキラキラさせていたが、ピカチュウの向こう側にむさ苦しい小人達が迫っていたため我に返った。 「いけっ!ピカチュウ!電光石火!」 その言葉と共にピカチュウはゴブリンへ向かい高速で走り出す。 ゴブリンBとゴブリンCは短剣で威嚇をしているが、ピカチュウのスピードについていけず、突き飛ばされた。 「よし!あとはまとめてかみなりだ!」 そう叫ぶと、ピカチュウは体に電気を帯始めた。 『そんなネズミが使えるのは精々下級魔法程度だろう。かかれええい!!』 そういや、かみなりってダブルバトルのとき全体攻撃になるから嬉しいんだよなぁ… なんて考えてる間にあれだけいたゴブリンは全て黒焦げになっていた。 あれ?もっと色々試したかったのに! まぁいい。町への道中、スライム辺りで実験でもしよう。 …ん?なにやら背後から大勢の叫び声が… 『お前ら!あいつを殺せ!止めを刺した者は次の族長候補だ!』 『『『うおおおおおおおおお!!!!!!』』』 ちょっ!まてまてまてww お宅どんな大所帯なんすかw 周辺にゴブリンの集落でもあったのか、かみなりの音で集まってきたようだ。
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