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「ん…ここは…?」
気がつくとそこは一面真っ白な部屋だった。
椅子、柱、窓などはきちんと立派なものが置いてある。しかし、そのどれもが白、白 、白…
「おいおい、こんな殺風景な部屋で暮らしてたら2日で心も真っ白になるわ…」
『ひどっ!私なんてもう300年はここにいるんですけど!?』
しかし、ここはどこだ…?
確か俺はさっきまでいつもの如く聖域(実家)を守護(ひきこもり)していて…
『おーい、もしもーし。』
いかん。そのあとが全く思い出せん。
記憶喪失か?いや、覚醒の前兆では…ついに俺も最強主人公!?異世界で夢のハーレム生活を…
『ちょっと!無視しないでくださいっ!』
ん?
振り替えるとそこには真っ白な肌、澄んだ青い眼をした女の子が立っていた。
「ちょ…誰っ!?いつの間に!?いるならいるって言ってよ!やだわぁ…最近の若い子は…」
『いやいや、ずっと話しかけてたのにあなたが無視してたんじゃないですかっ!』
「過ぎたことは水に流してやろう。で、何用じゃ?若者よ。」
『はぁ……えっと、今日はあなたにやってもらいたいことがあるので来てもらいました。
あと、私は今年で317歳です。あなたよりだいぶ年上ですよ。』
何この子…大丈夫?
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