ぷろろーぐ

3/6
前へ
/42ページ
次へ
『あ、先に自己紹介ですね。 私はユーリ・セヴァン。これでも天使見習いなんです 』 「天使ぃ?天使のわりには羽とか頭の輪とかついてないな」 『天使でも見習いの間は羽とかはなくて、見た目は人間と変わらないんですよー。 見習いを卒業したら立派な羽がもらえるんですっ!』 そう言って自慢気に胸を張るユーリ。 「そうかそうか。可愛そうに…いま病院に連絡してやるから病院名、わかるかな?」 『いやいやいやいや!妄想じゃないですから!…話になりませんね。 とりあえず、もっとゆっくり話せる場所へいきましょうか。《転移》』 ユーリのその言葉と共に目の前に眩い光が輝き、思わず眼を閉じた。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

638人が本棚に入れています
本棚に追加