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『あ、先に自己紹介ですね。
私はユーリ・セヴァン。これでも天使見習いなんです 』
「天使ぃ?天使のわりには羽とか頭の輪とかついてないな」
『天使でも見習いの間は羽とかはなくて、見た目は人間と変わらないんですよー。
見習いを卒業したら立派な羽がもらえるんですっ!』
そう言って自慢気に胸を張るユーリ。
「そうかそうか。可愛そうに…いま病院に連絡してやるから病院名、わかるかな?」
『いやいやいやいや!妄想じゃないですから!…話になりませんね。
とりあえず、もっとゆっくり話せる場所へいきましょうか。《転移》』
ユーリのその言葉と共に目の前に眩い光が輝き、思わず眼を閉じた。
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