ぷろろーぐ

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目を開けるとそこは見覚えのある部屋だった。 部屋中に並んでいる嫁(フィギュア)達、毎日顔を向かい合わせ過ごす相棒(PC)… 聖域(実家)よ!私は帰ってきた!w 「ここは俺の部屋…だよな。なんだ!夢だったか。そうだよなぁ。 真っ白な部屋とか天使とかありえ『呼びました?』ぬわっ!いるし!」 窓も閉まってるし、ドアにも鍵がしてあるはず。どこから入ったんだ? 自称天使(笑)は俺のベッドに腰かけ足をぶらぶらさせている。 「ちょっ…可愛…じゃなくてなんでいるんだよ!天使(笑)は天国で大人しくしてろよっ!」 『いや、天使だからってずっと天国…天界にいるわけじゃないんです。 特に私は見習いなので下界に降りて修行中なんですよー』 妄想のわりにはなかなか設定が緻密だな…こやつ只者ではないなっ 『だーかーらー!妄想とか設定じゃないんですって!この部屋に転移させたのも私なんですからっ』 ん、俺いま思ったこと声に出してたか? 『見習いとは言っても天使なんです。多少は心もよめますよ』 なん…だと? ってことはあんなことやこんなこと妄想してたらバレ…『ちょっ!変な妄想やめてください!』 やっぱりバレたかw まぁしかし、この子の言ってることは本当のようだ。 「ぬう…仕方ない。不本意だが信じよう。 しかし、その天使様が俺に何の用だ?」 『最初に話したように、あなたには私の手伝いをしてもらいたいんです…』 急に真剣な顔になったな…真面目な話は苦手なんだが、仕方ない。
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