ぷろろーぐ

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『私が見習い天使だっていうのは最初に話しましたよね?』 聞いた聞いた。全然信じてなかったけどw 『それで、300歳を過ぎた見習い天使は昇格試験に参加するんですよ。 それに合格できたら一人前の天使として認められます。 その試験は人間とペアで行うので、一緒に出てもらいたいんです』 天使になるための試験…意外に現実的なんだなw 「なるほど。 …で、どんな試験なんだ?」 『まず私…天使の記憶、能力全て封印。異世界の住人として送り込みます。 そして、ペアである人間を別の場所にランダムで飛ばし、天使を無事探しだしたら合格です』 ほうほう… 「ってちょっと待て!それじゃ天使自身は記憶ないままうろうろしてるだけじゃね?そしたら誰でも天使になれるんじゃ… そんな試験でいいのかよw」 『あぁ、そんなことないですよ。試験前に天使は人間に3つまで能力を与え、更にその人にある潜在能力を掘り起こすことができるんです。 天使の力量と、選ばれた人間の潜在能力の種類でかなり差ができますからね』 なるほど、そこで天使の力と人間の能力を見抜く目を試すわけか…
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