プロローグ 一球入魂

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そこにあるのは、己と、白いボールとグローブ。 自分と、あいつとチームメイト、そしてあの人みんなの想いと願い。 それだけで十分だし、それ以外は必要ない。 アルプススタンドの声援も気の利いた応援や吹奏楽部の演奏も俺の耳には入らない。 だだホームベースの向こうの友にボールを投げ込む。 今俺の中にあるそのすべてを、一球一球に込めて…
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