プロローグ-始まり-

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「社長!言ったとおりですよね!」 「ふむ…いい曲だ、ティンと来たぞ!」 「あの…スミマセン、何話しているんですか?」 高槻が言った。 「ああ、すまない…私は高木と言って芸能プロダクションの社長をしているんだよ…」 言うと同時に俺達に名刺を渡した。 「芸能プロダクションですか!」 紅蓮がいかにも期待してるかのように声を上げた。 「ああ、そうだよ。君が察したように私は君達を立派なバンドにしてあげたいんだ。」 俺は一瞬鳥肌が立った。 「君たちには可能性がある。だから私の765プロダクションに所属してみないか?」 「マジで!?あの765ですか!俺達がストリートから一気に!?」 ほぎれが昇天する。 「まあそうなるね。だから君達からしてもデメリットはない。メリットばかりだ。どうだい?ウチに来ないかい?」 「本当ですか!喜んで!これからよろしくお願いします社長!」 俺ははっきりと、そして元気に言った。 「うん、良い返事だ!とりあえず明日からみんなでプロダクションまで来なさい。」 そして俺達「ROOTs」の挑戦が始まった。
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