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早速開こうとした俺を手を、"おはなし屋"の白くて綺麗な手が止める
「まだ開いては駄目です
…一つ注意事項を申しますので良く聞いて下さい」
俺は軽く頷く
「それは、"おはなし"の内容がどんな物であっても途中で抜け出そうとしない事。
…これを守らなければ、大変な事になります」
俺には、嘘をついている様には見えない
恐怖から、ブルッと身震いをする
…でも、未知の世界を体験したいと言う欲求が湧いているのも事実だった
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