1:中年男性のケース

9/13
前へ
/18ページ
次へ
早速開こうとした俺を手を、"おはなし屋"の白くて綺麗な手が止める 「まだ開いては駄目です …一つ注意事項を申しますので良く聞いて下さい」 俺は軽く頷く 「それは、"おはなし"の内容がどんな物であっても途中で抜け出そうとしない事。 …これを守らなければ、大変な事になります」 俺には、嘘をついている様には見えない 恐怖から、ブルッと身震いをする …でも、未知の世界を体験したいと言う欲求が湧いているのも事実だった
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加