47人が本棚に入れています
本棚に追加
「ばーちゃんに連絡してやれ。今から言う番号はマキコの番号だから控えろ」
「うん」
「090-----」
「それと…ばーちゃんと話しても泣くな。」
「わかった。」
タバコが切れてるな…
買いにいこう。
彼女は心配そうに僕を見つめ、こう言った。
「私がタバコ買ってくるよ?」
「いや、いい。行ってきます。」
せめて泣きたかった。
行くことも祈ることも出来ないなら、
少しだけ泣きたかった。
最初のコメントを投稿しよう!