願い

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「ばーちゃんに連絡してやれ。今から言う番号はマキコの番号だから控えろ」 「うん」 「090-----」 「それと…ばーちゃんと話しても泣くな。」 「わかった。」 タバコが切れてるな… 買いにいこう。 彼女は心配そうに僕を見つめ、こう言った。 「私がタバコ買ってくるよ?」 「いや、いい。行ってきます。」 せめて泣きたかった。 行くことも祈ることも出来ないなら、 少しだけ泣きたかった。
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