序章-キャッツアイ-

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「やっぱり?てゆーか、栞って放課後いっつも何してんの?何回も誘ってるけど一回も一緒に遊んだことないし…」 「秘密だよ!」 教える気はない。 彼女達の物語の一章に出てくるうるさくて明るいキャラ。そんな定位置が私には似合っている。 役をもらえるのなら私は嫌いなスキンシップも我慢する。 間接キスにハグ…本当は大嫌いだ。 彼女達のことを本当に友達だと思っているかさえ怪しい。 でも、私を物語に入れ、生かせてくれる。 …私の中での彼女達の存在価値はただ、それだけ。
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