★親父の帰省★

2/20

1563人が本棚に入れています
本棚に追加
/421ページ
─ある朝。 俺が1人、部屋でくつろいで某ニート探偵の画像を検索していると… みなみ「修斗さぁぁぁああああん!」バァン! 修斗「どわぁああっ!?」 いきなり、何の兆候もなく、足音も立てず扉を乱暴に開けた。 もうね、アホかと。 修斗「な、何だよ!?いきなり開けるとか勘弁してくれよ!」 みなみ「聞いて下さい聞いて下さい聞いて下さい聞いて下さい!」 うるさいな… 修斗「とりあえず落ち着け!何なんだ!?」 みなみ「花火さんが…」 修斗「え?」 みなみ「花火さんが、3日だけ帰って来るんです~!」 な、なんだってー!? 花火さんとは、俺の親父である晴間 龍斗[ハルマ リュウト]の事である。 なんで龍斗って名前なのに花火さんなのかって? それは… みなみ「でも…3日だけなんですよね…」 そう。 一瞬だけ帰って来て、その後また長い期間仕事に行くから、まるで季節限定の花火のようだと母さんが名付けたのだ。 ちなみに帰ってくるのは2年振りかな。 修斗「でも、なんでまた?」 みなみ「夏休みなんで、たまにはどうだと有給休暇を貰ったんですって~」 さいですか… すると… \どーまん!せーまん!どーまん!せーまん!/ 母さんの携帯が鳴り響いた。 みなみ「あ、花火さんですぅ!」 まさかのレッツゴー!陰陽師。 えぇ、親父からです。
/421ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1563人が本棚に入れています
本棚に追加