1563人が本棚に入れています
本棚に追加
/421ページ
─ある朝。
俺が1人、部屋でくつろいで某ニート探偵の画像を検索していると…
みなみ「修斗さぁぁぁああああん!」バァン!
修斗「どわぁああっ!?」
いきなり、何の兆候もなく、足音も立てず扉を乱暴に開けた。
もうね、アホかと。
修斗「な、何だよ!?いきなり開けるとか勘弁してくれよ!」
みなみ「聞いて下さい聞いて下さい聞いて下さい聞いて下さい!」
うるさいな…
修斗「とりあえず落ち着け!何なんだ!?」
みなみ「花火さんが…」
修斗「え?」
みなみ「花火さんが、3日だけ帰って来るんです~!」
な、なんだってー!?
花火さんとは、俺の親父である晴間 龍斗[ハルマ リュウト]の事である。
なんで龍斗って名前なのに花火さんなのかって?
それは…
みなみ「でも…3日だけなんですよね…」
そう。
一瞬だけ帰って来て、その後また長い期間仕事に行くから、まるで季節限定の花火のようだと母さんが名付けたのだ。
ちなみに帰ってくるのは2年振りかな。
修斗「でも、なんでまた?」
みなみ「夏休みなんで、たまにはどうだと有給休暇を貰ったんですって~」
さいですか…
すると…
\どーまん!せーまん!どーまん!せーまん!/
母さんの携帯が鳴り響いた。
みなみ「あ、花火さんですぅ!」
まさかのレッツゴー!陰陽師。
えぇ、親父からです。
最初のコメントを投稿しよう!