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みなみ「も、もしもし!?花火さんですか!?」
『そうだよ~、花火さんだよ~』
…意外でしょう?
この超スローペース口調の人物が、俺の親父なんです。
修斗「…マジで親父の声じゃねぇか…」
『あれ?修斗の声がするなぁ…もしかして修斗の部屋にいるのかい?』
みなみ「え?あ、はい、そうですぅ…」
すると…
ドンドンドンッ!
修斗・みなみ「!?」
窓から強く叩く音が響いてきたんだけど!?
何これ怖っ!
ここ2階だぜ!?
修斗「……………」ゴクリッ
恐る恐る、閉めていたカーテンを開けると…
シャッ!
龍斗「やっほ~」
修斗・みなみ「えぇぇぇええええっ!?」
親 父 が 窓 に 貼 り 付 い て い た 。
その後ろでは、来夢が呆れ果てたような顔で親父と俺を交互に見てるし。
龍斗「ちょっと、窓開けてくれないかな~?」
修斗「は…はい…」
…忘れてた。
親父は大学時代、サークルでロッククライミングやってたんだった…
ガララッ
まぁ、そりゃ開けちゃうよね。
龍斗「いや~、久し振りに帰って来たよ~。よっ…こらせ。」
みなみ「普通に玄関から入れば良いのに…」
修斗「そうだよ、全く…」
龍斗「いやいや、風の噂で来夢ちゃんが戻って来たって聞いてねぇ。四方山話してたんだ~」
風の噂って…
来夢「ついでだしお邪魔しま~す。」
龍斗「どうぞどうぞ~」
いや、ここ俺の部屋なんだけど…
俺の許可得てくれよ…
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