★親父の帰省★

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みなみ「も、もしもし!?花火さんですか!?」 『そうだよ~、花火さんだよ~』 …意外でしょう? この超スローペース口調の人物が、俺の親父なんです。 修斗「…マジで親父の声じゃねぇか…」 『あれ?修斗の声がするなぁ…もしかして修斗の部屋にいるのかい?』 みなみ「え?あ、はい、そうですぅ…」 すると… ドンドンドンッ! 修斗・みなみ「!?」 窓から強く叩く音が響いてきたんだけど!? 何これ怖っ! ここ2階だぜ!? 修斗「……………」ゴクリッ 恐る恐る、閉めていたカーテンを開けると… シャッ! 龍斗「やっほ~」 修斗・みなみ「えぇぇぇええええっ!?」 親 父 が 窓 に 貼 り 付 い て い た 。 その後ろでは、来夢が呆れ果てたような顔で親父と俺を交互に見てるし。 龍斗「ちょっと、窓開けてくれないかな~?」 修斗「は…はい…」 …忘れてた。 親父は大学時代、サークルでロッククライミングやってたんだった… ガララッ まぁ、そりゃ開けちゃうよね。 龍斗「いや~、久し振りに帰って来たよ~。よっ…こらせ。」 みなみ「普通に玄関から入れば良いのに…」 修斗「そうだよ、全く…」 龍斗「いやいや、風の噂で来夢ちゃんが戻って来たって聞いてねぇ。四方山話してたんだ~」 風の噂って… 来夢「ついでだしお邪魔しま~す。」 龍斗「どうぞどうぞ~」 いや、ここ俺の部屋なんだけど… 俺の許可得てくれよ…
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