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そして今、1階の食卓に家族全員+αが集まった。
母さんと静久は料理中。
龍斗「いや~久し振りだねぇ、こうやって集まるのはさ。」
修斗「今回はどこ行ってたんだ?」
龍斗「南アフリカまで飛んでったよ。いや~、あそこは疫病が酷いみたいだよ~」
親父は今、国境なき医師団の一員として世界中を飛び回っている。
親父が誰かの病気を治そうと努力してるかと思うと、俺も鼻が高い。
まぁそう考えると、スキャンダル写真を撮られて母さんを引退させて、もう何やってんだって思うが。
龍斗「ところで、来夢ちゃんは小さかった時とあんまり身長が変わってないっぽいけど…なんかの病気?」
来夢「ちっ、違いますよ!多分…」
おいおい、そこは自信持てよ…
すると…
みなみ「あいたっ」
修斗「ん?」
龍斗「っ!」
なんか可愛らしい悲鳴が聞こえたんだが?
修斗「どうした?」
みなみ「あ…ちょっと、指を切っちゃいました…」
修斗「なんだ、そんなk」
龍斗「大丈夫か!?みなみさん!」
あ…
出た…
みなみ「え?あ…だ、大丈夫ですよぉ…切っただけですから…」
龍斗「駄目だよ、油断しちゃ!今はバイ菌だって油断ならないんだから!僕に任せて…」
みなみ「あ…はい…♪」
親父の癖とも言える、怪我に対する過剰反応。
こうやって手当てされてる時の母さん、めっちゃデレデレ。
もしかしたら、俺が絆創膏の他にガーゼとかも持ち歩いてるのは血筋かも知れないな。
関係無いかな?
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