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いやぁ、じんわり心にくる話だったなぁ。
恋愛シミュレーション、エロゲとギャルゲは涙を誘うって確かだったんだな。
前に和馬が言ってたし。
ってゆーか、やっぱりデジャヴ。
ふと横を見ると…
来夢・静久「うわぁぁぁああああん!」
修斗「うおぉっ!?」
女子2人がボロ泣きしてた。
静久「雛が…雛が不憫だよ~!可哀想だよ~!」
来夢「ごめ…ごめんね雛~!生意気とか言っちゃって~!」
…こいつら、感情移入しすぎだろ…
動物映画を観たら、確実に泣くタイプだな。
修斗「す…凄ぇなお前ら…」
来夢「修斗!アンタ鬼!?泣きもしないってどーゆー神経!?」
って言われましてもなぁ…
静久「どうしよお兄ちゃ~ん!お父さんがまた引っ越しするとか言い出したりしたら~!」
修斗「え…」
ん、何だ?
心にチクッとするものが…?
静久「私…このシーンを思い出して泣いちゃうよ~!」
修斗「あ、あぁ…そうだな…」
来夢「わ~ん!雛~!」
…もしかして、ゲームの内容を自分に重ねてるのか?
いやいや、あくまでゲームだ。
うん…ゲームだけど…
来夢「目が溶ける~!」
…余りに酷似してたからなぁ…
シチュエーションが。
親父、もう勘弁してくれよな?
修斗「…しかし、こうなると2を選んでみたかったかもな…」
静久「鬼ー!」
来夢「悪魔ー!」
最初に言い始めたのは誰だ、この野郎…
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