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─そして、あっと言う間に3日後。
修斗「ふわ…あ~、眠…」
現在、朝7:00ぐらい。
休みでも早起きなのが俺なんでね。
修斗「おはよ~、母さん…」
とりあえず、朝御飯でも食べようかとリビングに入ると…
みなみ「ううぅ…ふえ~ん…」
静久「あ~、よしよし…」
…泣いてる母さんを、静久が優しく宥めている場面に遭遇した。
修斗「…えっと、何?どうかしたの?」
静久「あ、お兄ちゃんおはよう。」
修斗「今北産業」
すると…
みなみ「うあ~ん!」グリン
修斗「うおぉっ!?」
涙をぼっろぼろ流しながら、凄い角度で母さんがこちらに振り向いた。
みなみ「花火さんが…
いつの間にか…
出て行ったんです~!」
あぁ、三行だわ…
そーいや、確かに親父がいねぇな。
修斗「いや…いつもの事だろ?なんで今更ボロ泣き?」
静久「いやぁ、それが…手紙を読んでみてよ。」
修斗「ん~?」
静久から手渡された、親父直筆の手紙を言われるがまま読んでみると…
『:みなみさんへ
短い3日間、良くしてくれてありがとうございました。
黙って出ていく形になってしまい、申し訳ございません。
最初の便に乗らなきゃいけなかったので…
ですが、良い報せもあります。
来年、今度は一月の休暇を貰う事が出来ました。
来年こそは、もっと良い思い出を残しましょう。
愛してます。
龍斗』
修斗「…え?」
"一月の休暇を貰う事が出来ました"?
修斗「…これ…」
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