★再会★

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実殊「嘘に決まってるだろ、バカが。」 男子共「ですよね~www」 たまに見せるこの団結力は何なんだろう? 女子は女子で「や~ね~」やら何とか言ってるし。 生徒男「せんせ~、早く生徒を入れて下さ~い!」 急かさんでも入れるだろ… とか言って(思って)る俺も早く見たいんだけどね。 実殊「はいはい、分かってる。欲求不満なのか?あ?」 バカ共はこれで大爆笑してる。笑いの沸点が低いんだなぁ。 ちらっと後ろを見ると、和馬も大爆笑してた。つか、あいつの笑い声が一番響いてた。 ん?いやだから先生は女ですってば。 実殊「お~い、入ってこ~い。」 と先生が呼びかけると摩り硝子に影が映る。 小さいな…かなり小さいな… ガララッ… そして扉が開き、転校生の全容が明らかになる。 その瞬間、俺は我が目を疑った。 あの日と同じの様に輝くサラサラのロングヘアー。 その可愛らしさに、男子から歓声が上がる。 俺は戸惑い、つい目で追う。 だって、あいつは… 実殊「じゃあ、名前書いて自己紹介して。」 「はい。」 その美少女は白のチョークを一本取り、わざわざ背伸びして名前を縦書きにする。 そして最後まで書くと力強くチョークを置き、黒板を叩いて… 「今日からここで一緒に授業を受ける、香坂 来夢だ!よろしくなっ!」 元気一杯に挨拶をした。 いつの間にか、教室も静まり返っていた。 来夢「ん…」 修斗「え…?」 来夢「フッ…」 来夢は俺を見て、笑った。 この日から、俺の日常が変わっていく… あいつは、俺の幼馴染みなんだから… あ、宿題やってない。
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