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‐リン‐
彼から貰った紙に、鞄からペンを出し、そこに文字を綴った。
―これから、これでお手紙交換しよう？よろしくね―
そう書いて、その紙を折る。
「……できた」
「……紙飛行機？」
「うん、飛ばすから受け取ってね！！」
「え、まっ……うわぁっ」
彼の声を無視して今折った紙飛行機を柵の向こう側に向けて、飛ばした。
上手く柵の向こうに入って、彼が受け取る。
「返事は、明日返してね！！じゃあ、私は行くねっ」「あ、うんっ」
私は、彼に背中を向けて歩き出した。
明日、楽しみだな。
思わず頬が緩んでしまう。
私は今、どんな顔をしているのかな？
多分、とても嬉しそうな顔をして笑っているわ
だって……
初めてだもの、こんな気持ち。
．
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