忘れえぬX'masの日

1/10
11人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ

忘れえぬX'masの日

俺がまだ13才の中学生のころ。 5限目が終わり部活の準備をしていた。 もうすぐ冬休みも近く陸上部の俺はいい加減外での運動に嫌気がさしていた。 すると同じクラスの女の子が俺のそばに来て話はじめた。 当時相手が話せば話す、というシャイな感じの俺のところに何を血迷ったか話に来たのだ。しかもクラスでベスト3に入るカワイイ子ユマだ。 🐶な、なんだよ? 😃いやっ💦塩野さぁ、今度暇だったら買い物付き合ってよ、X'masプレゼント買いたいんだけど、男ってどんなの良いかわかんないから💦 🐶なんで俺に聞くんだよ? 😃好きな人となんていうか…タイプが似てるんだよ! 今度の日曜部活忙しいと思うけどさ、終わったらで良いから付き合ってくれないかな?💦あはは…。 🐶べ…別に良いけど、×ゲームとかじゃないよな?俺、あんまわかんねーよ。 俺とユマは原宿で買い物をすることになった。 当時はホコテンが盛んでブレイクダンスやバンドがストリートを占拠していた。 俺は一番オシャレな服を来て待ち合わせた駅前に出かけた。 現れたユマは驚くほど可愛く見えた。セーラーと体育着くらいしか見たことがないせいか…? また普段見慣れない私服に、他の男子よりリードした!という優越感を感じてもいた。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!