1.ふたりきり

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静かにアキラが口をひらいた。 「あの、さ」 「うん」 「俺…、俺…さ、」 「うん」 ぎゅって、強く手を握られた。 「俺、アイのこと好き…です」 「…うん」 なんとなく予測はできていたけど 「俺と…付き合って」 けど 「…」 「……アイ?」 けど 「……あ、あたしも…好き」 これは夢なんじゃないだろうか。
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