1.ふたりきり
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「本当に?」 アキラの頬っぺたが私のおでこに当たる。 「うん」 「まじか」 「う、うん」 心臓の音がうるさい。 アキラが手を放し、私の体に腕を回す。 「ア、アキラ」 心臓の音が、うるさい。 「すううううううう」 アキラが思い切り息を吸う。 「はあああああああ」 そして吐く。
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