1.ふたりきり

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「はい、どうぞー」 アキラがグラスと麦茶の入ったボトルを低いテーブルに置く。 「ありがと」 「いーえー」 「あ、私入れるよー」 「おー、サンキュ」 私はトプトプと2つのグラスに麦茶を注いでいく。アキラはリモコンを手にベッドに腰掛けた。 「これ、膝にかけなね」 そう言ってアキラは枕元にあったタオルケットを私達の間に置いた。 「わーありがとー」 私は麦茶を一口飲んでからアキラの隣に落ち着き、タオルケットを膝に掛けた。 「じゃあ、始めまーす」 「はーい」 彼が再生ボタンを押し、オープニングが始まった。
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