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サトウ「あんな十メートル超えた火柱を君が?」
少女はコクリと頷いた。
周りを見ると、少女にどん引きしている街人がほとんどだった。
その視線に気付いていたのか、少女は黙って街の出口に向かって歩き出す。
サトウ「どこに行く?」
少女【もうこの街には居られない。サヨナラ】
サトウ「………俺も途中までついてってもいいか?」
少女は立ち止まり、少し考える。
少女【勝手にしろ】
サトウ「あと、名前は?」
ヴェル【ヴェルティ・ヒューイン・マクベス。ヴェルでいい】
サトウ「俺は…」
ヴェル【知ってる。佐藤次郎さん】
サトウ「ち が う」
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