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ソラと
こうして二人でいられるのは
登下校とこの僅かな時間だけで
いつも人に囲まれて
笑顔を振りまくソラは
決して弱音は吐かないけれど。
でも俺は。俺たちは。
知ってんだ。
彼は、みんながそう言うように
いつも笑っているわけじゃない。
でも、知ってるだけなんだ。
俺は。俺たちは。
知っているだけで、それだけで。
きっと拭うことも、分かることも
できやしない。
「ね、コウキ」
「ん?」
「明日も、」
一緒に。学校。来ようね。
伏せた目に
長いまつげが
そこを覆うように隠した。
太陽が、キラキラしてて。
輪郭が、キレイだった。
「ん。」
.
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