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さわさわと
校庭の木々が揺れる
昼の屋上。
ツバサが持ってきた
テキトーなお菓子も広げて
ランチタイム。
今年三年のツバサは
進学のなんやらで
最近は集まれなかったけれど。
「今日はね、担当の先生が
出張でいないからって」
今日の進路相談はお預け
「いーなぁ、ツバサ
だって優等生じゃん
将来安定しまくりっ」
なんだよしまくりって
照れ隠しなのかなんなのか。
つっこんだツバサは
確かに優等生さんだ。
学校のオエライさん方にも
ご贔屓されてる
なんとも羨ましい限りの彼は、
実はソラを一途に
想っていたりして、
それで二年間告白できないでいる。
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