第一章

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さわさわと 校庭の木々が揺れる 昼の屋上。 ツバサが持ってきた テキトーなお菓子も広げて ランチタイム。 今年三年のツバサは 進学のなんやらで 最近は集まれなかったけれど。 「今日はね、担当の先生が  出張でいないからって」 今日の進路相談はお預け 「いーなぁ、ツバサ  だって優等生じゃん  将来安定しまくりっ」 なんだよしまくりって 照れ隠しなのかなんなのか。 つっこんだツバサは 確かに優等生さんだ。 学校のオエライさん方にも ご贔屓されてる なんとも羨ましい限りの彼は、 実はソラを一途に 想っていたりして、 それで二年間告白できないでいる。 .
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