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「……あのさ~、トモ君にララちゃん。ちょっと良い場面に口出すのは申し訳ないけど~、この後はどうするの~?」
珍しく瑠奈が正当な意見を告げた。
ララがいるだけで協力ができなくなるとしたら大変な問題である。
「ララちゃんの話が本当なら、長谷川先生に連絡して無理矢理にでも協力してもらったほうがいいと思うよ~?」
「長谷川にはまだいい。そんな大事じゃない」
智和の発言にララは軽く溜め息を吐(つ)く。
「大事じゃないって……私が言うのもなんだけど、なにか頼れるものでもある?」
「科に頼むのが無理なら個人に頼む。心が広い奴に協力してもらう」
「……そんな人間いたらとっくに私が見つけてるわよ」
「うるせぇな。まぁ一応いるんだよ。こう見えても俺は人脈が広いから、期待してもいいぞ」
「泥船に乗ったつもりで期待するわ」
「絶対期待してないよな」
「する訳ないわ」
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