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その後の二人の行動は実に早かった。
拳銃をガンケースに入れ、撃つことのなかった残りのマガジンとイヤーマフを受付に戻して射撃場を飛び出した。
屋内第二射撃場から第一車庫までは少し離れており、二人は駆け足でアスファルトの道を進んでいく。
「長谷川め。せめて第二車庫にしろよ」
「仕方ないよ~。IMIの敷地が広過ぎるんだから~」
「今度から自転車で移動したほうがいいかもな」
「そうだね~」
ガンケースを持っての駆け足だと多少息が荒くなってしまうが、二人は訓練を積み重ねてきた学生だ。こんなことで弱音を吐くなんてことはなく、それ以上に過酷な訓練や任務を経験してきている。
彼らはこのIMIの中でも“特別”な存在なのだから。
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