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風の戦士として目覚めてから一週間―。
あの時、いつの間にか数学の教師は気絶していたため、風太に特殊な力があることは誰にも知られず、変わりない日々を過ごしていたのだった。
あの日からちょうど七日目―。
風太は、同じ空手道場に通う容姿端麗な同じ歳の女の子瑞奈と、街中にある映画館に来ていた。
二人がこれから見る映画は、十代を中心に大ヒットを記録した恋愛物語で、見る約束をした日から楽しみにしていた。
楽しみは映画よりも…だったが―。
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