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火災が起こったのに、映画は上映し続けている―。
退避勧告が成されていないのに他の観客は―。
いつの間にか、火は出入口を塞ぎ、座席に移っていた。
「…おかしい。余りにも火の廻りが早過ぎる」
火の手が間近に迫ってる中、風太は考えた。
「…この前の奴の仲間の仕業か?」
そう考えた風太は、一週間前と同じように風の剣を作り出し、大きく振り下ろして、光の刃を放った。
しかし、火に風―。
火は勢いを増しただけであった。
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