第三話「傀儡」

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息が出来ない状況で、何とか風の剣を作り出し、それで髪を切断し、風太は自由になった。 だが、瑞奈は依然として絞められたまま―。 助けたくとも、絞め技を解いたばかりで動けない風太―。 瑞奈は、このまま絞め殺されるのを覚悟した。 その時、プーシの前に、何処からかある二人が現れた。 一人は白髪で背の低い老人で、もう一人は美しい顔付きの少女だった。 「何事か?」 プーシが尋ねると、老人と少女は微笑みながら頭を下げた。 「わざわざ、御手を汚す必要はございません。我々が始末致します」
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