第一話「覚醒」

7/11
前へ
/71ページ
次へ
それから眠ることも出来ず、リビングにて早い朝食を食べ、眠い目を擦りながら学校に登校した。 早過ぎるため、当然教室にはまだ誰もいなかった。 外を走る車の音と小鳥の囀り以外、何も聞こえない―。 だが、静かということを除いても何かおかしい―。 校舎の何処かから邪悪な気配がするのだ。 風太は教室を飛び出し、その気配の源、屋上へ向かった。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加