事件

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佐伯の脳が非常事態の熟語を認知するのに数秒かかった。何故なら佐伯がここに赴任してから初めてだからだ。 何が起きたかを聞くためにデスクにある内線用の受話器を取ろうとした時―――。 ドォォォンッ―――!!! 遠くで爆発音が聞こえた。数秒後、研究所ないが激しく揺れ出す。 立っていられないような揺れを佐伯は堪えながら揺れが収まるの待った。
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