魑魅の僕、魍魎の君

相棒

朝、目が覚める。

横には、幸せそうな顔をしながら寝ている相棒の艶飛(えんび)がいる。

いつの間にか、俺の布団に入ってくる。

ｺﾝｺﾝと、ドアをノックする音が部屋に響く。

フォル「玄、そろそろ準備しないと遅れますよ。今日始業式でしょ？」

玄癸「うん、今行くよ。」

玄癸「さて、準備しますか」

艶飛のおでこにﾃﾞｺﾋﾟﾝをする。

艶飛「ふにっ？」

玄癸「おはよう、艶飛。」

艶飛「ん、おはよ…」

艶飛を起こしてから和服に着替え、俺は下に降りていった。