赤。緋。朱。

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---2--- その人は、赤い鎌を持ってるの。 緋色で彩られたドレスに 朱い目。 それで、私に話しかけてくるの。 「貴女の怖いもの、私が壊してあげますわ」 って。 -・-・- 「……貴方達、自分の立場わかっているの?」 校舎裏。 芽衣は学校の不良グループに呼び出されていた。 ……何故か僕も伴って。 「あ?どっちが立場わかってないんだ?死にてぇのか?」 ため息をつく芽衣。 「お好きなように。貴方達にそれが出来るなら」 何かがキレたのか、彼らは一気に芽衣に襲いかかってきた。 芽衣はそれを全ていなし、かわし、弾き、防いで的確に反撃をしていく。 僕はとりあえず離れて見ておく。 芽衣はおもむろにポケットを探り始め…… カッターナイフを、取り出した。
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