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龍牙
「今回の任務、ちゃんと調べていればよかったのに。あなたはギルドを抜けて、後の事は俺に任せてください。人間としてのあなたは捨てたもんじゃない」
亘
「・・・斉藤龍牙・・・不思議な奴だ。だから君を死なせる訳にはいかない」
龍牙
「えっ?」
龍牙は亘に押され横に倒れてしまう。
その瞬間を見逃さずに。
消えていったはずのカイザーが粉状になり、亘の体に入っていくのを・・・
亘
「ぐあぁぁぁぁぁ!!」
龍牙
「一之瀬さん!!くそ!!詰めが甘かった!!」
苦しむ亘に駆け寄り手を伸ばす龍牙。
その手が届いたとしても何もできないという事を知りながらも。
あと一歩の所で亘は言った。
雲雀と飛鳥を頼むと。
そう言いながら笑った。
次の瞬間には大爆発を起こし、デパートもろとも粉砕した。
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