第二章 過去

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龍牙 「今回の任務、ちゃんと調べていればよかったのに。あなたはギルドを抜けて、後の事は俺に任せてください。人間としてのあなたは捨てたもんじゃない」 亘 「・・・斉藤龍牙・・・不思議な奴だ。だから君を死なせる訳にはいかない」 龍牙 「えっ?」 龍牙は亘に押され横に倒れてしまう。 その瞬間を見逃さずに。 消えていったはずのカイザーが粉状になり、亘の体に入っていくのを・・・ 亘 「ぐあぁぁぁぁぁ!!」 龍牙 「一之瀬さん!!くそ!!詰めが甘かった!!」 苦しむ亘に駆け寄り手を伸ばす龍牙。 その手が届いたとしても何もできないという事を知りながらも。 あと一歩の所で亘は言った。 雲雀と飛鳥を頼むと。 そう言いながら笑った。 次の瞬間には大爆発を起こし、デパートもろとも粉砕した。
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