第二章 過去

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雲雀達はどうしても信じれなかったそうだ。 龍牙が来て半年が経つ頃、飛鳥が精神的病気で入院した。 雲雀は気を紛らわすように、任務に集中した。 三ヶ月もしない間に鬼人と噂されるようになった。 飛鳥へのお見舞いの頻度も減っていった。 ヘルクライシスのギルドマスターはあまりの非道さについに逮捕され、死刑宣告をくらった。 新たにギルドマスターになるものはおらず、代理として雲雀がマスターを勤めている。 龍牙が一年間の調査を終えた時には、飛鳥の体調も少しは回復したらしい。 しかし、雲雀は俺を許さなかったみたいだ。 雲雀はどこかで龍牙が亘を殺したという事を聞いたらしい。 それが事実かを確かめたが龍牙は答えないままセイクリッドへ帰った。 それ以来雲雀は龍牙を憎み、同じ高校に入学したそうだ。 一之瀬亘の敵を討つという信念のもとに・・・
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