1.罰ゲーム

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 どれくらいの時間そうしていたのだろう?  私は、息をするのも忘れていた。  唇が離れた瞬間、止まっていた心臓が動き出したみたいだった。  私は1歩後ろによろけた。  すぐ後ろにあった机が、どうにか私を支えてくれている。  目のやり場にも自分の置き場にも困った私は、まだ力の入らない体であちこちぶつかりながら逃げるように教室を出た。  これが、私のファーストキスだった。
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