幸せな日常

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先日希美は小学生になり、いっちょまえにたまに親に説教をする程に活発に育った。 我が子の成長は本当に嬉しくて、毎日希美と話すのが楽しくて仕方ない。 妻の遥とも希美が恥ずかしがる程仲が良いし、毎日穏やかで愛しい時間を過ごしていた。 我が子、と言っても、実は希美と俺は血が繋がっていない。 その時は見ず知らずだった遥が出産する場面にたまたま立ち会い、産まれた子の父親に裏切られたという遥に俺が自ら結婚を申し出たのだ。 後で気付いたのだが…俺はどうやら遥に一目惚れをしていたらしい。 希美も本当に可愛いくて、「俺が守るんだ」と強く思った。 最初は俺の申し出を断っていた遥だったが、俺を信じて結婚をしてくれた。 そして互いに想いを通わせ、結婚から1年経ってようやく俺達は本当の夫婦になれたのだ。 俺の本当の娘ではないが、希美は俺の子供だ。 そう思って育てて来たし、心から愛している。 現に、両親や兄弟があきれ果てる程の親バカぶりを発揮し続けてきた。 今までもこれからも、遥と希美への無限の愛は変わる事はない。
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