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雪が舞いはじめ、空はどんよりとしたある日、新八と神楽は万事屋の下のお登勢の営む“スナックお登勢”の掃除をしていた。
何故二人が掃除をしているかというと、スナックで働いてるキャサリンが風邪をひき、それをたまが看病しているため人手が足りなくなったからだ。
ドガシャァァアアン!!
神楽は雑巾がけをしているが、勢い余って机などに突撃して店をぶっ壊している。
「チャイナ娘ェェェ!!雑巾がけはいいからお前はおとなしくしてろォ!バーさんのお願い!」
お登勢は掃除ではなく破壊活動中の神楽に怒鳴った。
「はぁ~…ったくあのヤローまた逃げてパチンコ行きやがって…お金ないくせに」
新八はぶつぶつ文句を言いながらモップをかけている。
チラッとお登勢を見ると珍しく上の空で、タバコの灰が落ちそうになっていることに気がついていない。
「お登勢さん、灰おちますよ?」
「!…あぁすまないねぇ」
「「?」」
新八と神楽は顔を見合わせ首を傾げた。
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