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「こ、この土鈴はっ、この世に7つしかありません……
ぇ、選ばれた7人、だけが、持っていると…………云われています……」
最後は自信無さ気に神無は言った。
「じゃあこれを持っていれば仲間に会えるってこと?」
柚月の問いに神無は短く「はい」とだけ答えた。
こんな小さな土鈴に選ばれたという残りの6人の仲間を探す機能が付いているのかー凄いなーなんて考えていた柚月はふと思ったことを口にする。
「……これでどうやって探すの?」
当然といえば当然の疑問だ。
まさか土鈴が光るのか?
「そ、そうですねっ………
ぃ、云い伝えでは、土鈴を持っている方とお会いすれば、土鈴が鳴ると………」
コロン……コロン………
「そ、そう…このような………?」
神無が説明をしているその時柚月のそれと、柚月の後ろすぐ近くからコロコロとした優しい土鈴の音が聞こえた。
柚月と神無以外のこの部屋に居る人、
夕月夜。
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