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…はぁ…はぁ…
……。
静けさが広がる放課後の教室に荒い吐息が響きわたる…
「っ何んだよアレ」
呼吸も乱れ動揺した声で木更津が呟いた。
「…………。」
「ハァ……ハァ……?…………。」
「?」
(何だ?静かになった?木更津の気配が…)
気になって顔を上げると
「どうした?悠羽、また何かあったのか?」
黙ってる僕に心配そうに木更津が詰め寄って来た★
「ああ、大丈夫…大丈夫。混乱してる…だけ」
「よかった。気分とか悪くなったんじゃないかと思った。悪くなったら言えよな。で?…悠羽どうする?-刀-職員室に持って行けなくなったけど?」
僕の返事に安心したのか優しく聞かれた。
(そうだ…当初の目的は、この刀を職員室に持って行く事だった、けど…アレは何だ?幻覚?それだったら木更津に見えるのはオカシい…考えろ…まずは…)
深呼吸をして立ち上がり
「いつまでもココに居られないし…学校の外に出よう」
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