第二章:現実との境界線

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ドサッ☆ ビックリしたが犯人はモチロン木更津だ。 急に凄い力で引き込まれたので体制を崩し、相手を押し倒す様に倒れてしまった 「何すんだよ木更津…☆」 動揺してか僕の呼んだ名前が戻ってしまった…だが、そんな事はどうでもいい 起き上がろうとする僕を押さえ込み口を塞がれてしまった 「シッ☆」 (……っ木更津?) 「………。」 教室の外にデカい影が移動して行くのが見えた息を殺して見送ると 「行ったか…」 そう言って溜息を付く彼の口を塞ぐ手を剥がした 「行ったか…じゃないだろ、隠れてどーすんだよ…また気配が無くなるまで待つのかよ」 「あはは悠羽ちゃんと死ぬまでの時間が稼げたでしょ?」 凄いキラキラな笑顔で微笑まれでしまった。イマイチ本気なのかが分からない…(溜息) 「まぁ逃げ道は階段だけじゃないからな」 そう言って彼の上から身体をどかし校庭側の窓を開けた
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