第一章:運命の出逢い

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「そう言えば雅楽、お前サッキ… 『この手紙を贈って来たって奴は』 って言ったよな?アレは、どういう言い回しなんだ?意味は有んのか?何か日本語ヘンだろ」 振り返り問う 「!?…あぁ、アレは俺の―」 彼が言いかけた時、背後に凄く違和感を感じた、そして風…いや、震えが来るぐらいの寒気をも感じ、恐る恐る振り返えり教室の後ろを見ると、そこには… 「刀…?」 サッキまで何も無かったはずの場所に置いてあるのは時代劇にでも出てきそうな日本刀である。 「え?サッキまでアレあった?(汗)」 信じられないっと言った感じで聞いてくる…けど (信じられないのは僕も同じだ…誰も居ないはずの教室に無かったはずの刀が有る…??誰か居るのか?) ただ木更津が同じ物を見てた事は現実で僕だけが見てる幻なんかじゃないって確信を与えてくれた 固まったまま沈黙の時間が流れる…寒気も引かず嫌な時間だ、冷汗すら出てくる。 (冷静にならないと…) ……………。 長い沈黙の中、先に口を開いたのは僕だ… 「このままアレを眺めて居ても状況は変わらないね」 苦笑いをしつつ彼に語りかける 「あ…ああ」 明らかに同様してるが彼の返事を聞いて僕は教室の奥へ歩き出した…。
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