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視界に光りが戻って来る。
そして音も…
「おい悠羽!!シッカリしろ!!大丈夫か?俺が分かるか?」
「木更津 雅楽」
無意識に答えて我に還る。
(僕は……)
「よかった~何か取り付いたかと思ったよ」
「っ刀は!?」
手の中にある刀に何故だかホっとする。
「お前…刀を離さないから心配したんだぜ」
(………離さない?)
「いったい、どうしたんだよ?急に倒れて…平気か?」
「あぁ…多分ただの立ちくらみだ…」
「ホントに大丈夫かよ…(汗)」
(こいつ良い奴なのかも)
「平気だ今はなんともない」
「ほら掴まれよ」
「自分で立てる」
起きあがり刀を見て…
(…刀に取り付かれて…?まさか…な)
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