第二章:現実との境界線

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視界に光りが戻って来る。 そして音も… 「おい悠羽!!シッカリしろ!!大丈夫か?俺が分かるか?」 「木更津 雅楽」 無意識に答えて我に還る。 (僕は……) 「よかった~何か取り付いたかと思ったよ」 「っ刀は!?」 手の中にある刀に何故だかホっとする。 「お前…刀を離さないから心配したんだぜ」 (………離さない?) 「いったい、どうしたんだよ?急に倒れて…平気か?」 「あぁ…多分ただの立ちくらみだ…」 「ホントに大丈夫かよ…(汗)」 (こいつ良い奴なのかも) 「平気だ今はなんともない」 「ほら掴まれよ」 「自分で立てる」 起きあがり刀を見て… (…刀に取り付かれて…?まさか…な)
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