第十章

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そうだ、あの時からだ。 映画館への道案内をしてもらった、あの日。 私の名前を言ったとたん、彼の表情が変わった。 あの頃からずっとだ。 彼は私をずっと避けようとしている。 私の名前……? それがどういう意味なのか全然わからない。 なんとかして知りたい。 なら、頼りになるのは、あの人しかいない!
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