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わんこは焦っているようで二、三歩後ろに下がり目を泳がせている。
一人だけ逃れようとしないでくださいよ、無口なわんこくん?
諒「爽、教室に戻れ。話は後で聞く。それと、生徒会室には来ないよう郁美達に伝えておけ」
爽「……(コクコクッ」
はい?
ちょっと待ってくださいよ!
踵を返して歩き出した会長の肩の上で俺は必死に抵抗する。
離せと言わんばかりに暴れまくるが、見事にスルーされ、しかも足と手を押さえられた。
バ会長…
一体なにがしたいんですか…
拓人「……あ"…………会長ぉ~どこに逝くんですかぁ?」
ふぅ…危うく素で過ごしてしまうとこだった
諒「お前…今さらそれはないんじゃないか?」
拓人「………コイツに言われたくねぇ…(ボソッ」
諒「あ"ん?何だって?」
どうやらバレていたみたいです
遅かった…
わんこのせいですよ、絶対
許すまじ!
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