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ビーッ
拓人「…んっ……朝…?」
携帯を開いて確認すると午後6時だった。
もう一眠りしよう。
寝返りをうち、目を閉じる。
ビーッ
するとまたインターホンが鳴った。
誰だよ…俺の眠りを妨げるヤツは……
それでも俺は出ようとはしない。
ビーッ
三度目が鳴った。
気にしない気にしない…。
暫くすると四度目が鳴った。
頭にきた。
居留守使ってやってんだからそん位察しろよ、ドアホ。
俺はドスドスと足音をたて、乱暴に扉を開ける。
そこには真っ黒まりもが笑顔で手を振っていた。
パタン――
さ、もう一度寝よう。
そう思って踵を返すとそれを阻止するべく黒まりもが扉を叩いた。
晃太「おーい、拓人!開けろよ!」
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