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ガチャ
拓人「……どうして俺の名前知ってるの~?」
晃太「竜人が持ってた名簿見た!」
眩しい笑顔に殺意が湧いた。
何してくれてんだコイツ。
しかも勝手に呼び捨てしてんじゃねーよ
晃太「よっと。へへっ、お邪魔しまーす」
拓人「え…あ、ちょっと」
小さく開いていた扉を強引に開け、王道くんは中へと入ってきた。
晃太「にしても…拓人と同じ部屋でよかった!」
………俺はどこまで神に見放されてんだ…。
王道くんが片付けをしている今、俺はソファに座り深い溜息をついた。
学校では気を抜くことが出来ずにストレスを溜め込んでいて…
一人だけしかいない部屋が唯一の気が抜ける空間だったのに…!!
晃太「拓人!腹減ったから食堂行こうぜ!」
それなのに、コイツは笑顔で俺を呼ぶ。
イライラする……
決定事項じゃなく疑問系で聞けよ。
拓人「ごめんね~俺お腹減ってないからぁ一人で行って~」
大体、どうして俺がコイツと行かなきゃならん。
俺を巻き込むんじゃない。もう十分巻き込まれているが…
あれもこれもそれもどれも全部コイツのせい。
晃太「そ、そうか…じゃあ行ってくるから、明日は一緒に行こうな!」
拓人「うん、分かった~」
誰が行くもんか。
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